陰性＝セーフではない。

プレスリリースでは陰性を確認されていると言っていますが、それはあくまでその時点。すでにウイルスが体内に入っていても検査で検出できないレベルだったかもしれません。日ごとにウイルスは体内で増えていきます。これから陽性になる可能性はあります。

コロナの潜伏期間は1〜14日程度で平均約5日です。陽性者と接触してもすぐ発症するわけではありません。宮舘くんが21日が陽性判明なので、8人に症状がでる可能性が高いのはこれからです。

一度陰性だった人が陽性になる遣る瀬無さと絶望をわたしは忘れられません。検査のリソースのある病院では院内発生があると、曝露リスク集団を複数回PCR検査を行うことがあります。発覚直後、3〜5日後、10日後あたりに検査をすると、直後は陰性でも2回目に陽性になるパターンが往々にしてあります。理論は頭でわかっているけど、陰性だった人が陽性になる絶望は図り知れません。

わたしも味わったその絶望は忘れることができません。発覚後から休みなく緊急対応してきた中で実施した2回目のPCR。結果を見た瞬間、チームみんなで頭を抱えた光景を今でも悪夢で見ます。だからこそ、8人がどこかで陽性になる可能性が身に染みて、嘆くことしかできません。

集団にひとたびウイルスが入り込むと止めらない。だから、濃厚接触者として可能性のある人の次なる伝播を止めるしかない。8人はこれから発症しても、新たな曝露者を発生させないように、濃厚接触者として自宅待機しています。「陰性なんだから8人を隔離するなんてひどい」というつぶやきを見かけましたが、今陰性なだけです。もう体内にはウイルスが入り込んでいるかもしれません。今身体の中で、ウイルスが増えていっているかもしれません。そんな不安を8人は抱えています。

でも、不安なことは変わらないけど、9人だったらその不安を分けあうことができるんだと思います。それがわたし達の好きなSnowManですよね。本当は1人で抱えなきゃいけないものを共有できることって心強い。「#ひとりじゃないって最強だ」こんな未来は予想できなかったはずなのに、なんでぴったりなんだろう。（まあこれは受け取り手の問題なので、なんの支障もなく発売されてたとしてもぐっときてた）

いつか雑誌でこの期間の裏話を聞けることを楽しみにしてます。とりあえずみんなでSASUKEリアタイしてるはず！*1

*1:ここに脚注を書きます